せめて息子への褒め言葉は受け止めさせて。
日々保育園で楽しく遊び、いろんなことを学ぶ息子。そんな息子が大好きなともだち、ちょっとガキ大将的な、オラオラ系のやんちゃな男の子がいて。息子はその子が大好き!っていうか敬愛、崇拝、もはや信者かってくらいの想いを抱いてるわけ。もうねそのともだちがトイストーリーのポテトヘッドに見えてくる。息子「かーみーさーまー」っつって、ホイホイよっていくの。
「今日はポテトヘッド君と鬼ごっこしたよ」「ポテトヘッド君は足がめっちゃ速いからね。だからオレも走り方まねしてるんだ!」「ポテトヘッド君が折り紙教えてくれたよ」「かんしゃ、えいえんに」っつって。
保育園の先生からも「ずっとポテトヘッド君の隣をキープしてるんですよw」って報告あるくらい。
それでこの前、ポテトママに会ったからさ「息子がポテト君のこと大好きなんです。憧れてるみたいで。いつも遊んでもらってありがとうございます」って挨拶したのよ。したらポテトママ、顔を横にブンブン振って「うちの子はそんな憧れられるような子じゃ…全然そんなことないです」って全否定。
・・・いやまぁね、謙遜は日本の美徳的なところはあるけれどもそんな否定しなくたってさ。その場にポテトヘッド君いなくてよかったよ。
そういえばわたしの結婚式のとき、義父が挨拶で何度も「愚息」と言ってたな。(これは謙遜ではなく真実か)
こどもを褒められたとき「そんなことないですよー」ってつい言いがちだけどさ、わたしなんてここ数年、まったく褒められない。家事も育児も仕事もしてるけど、まったく。たしかにね私もオトナですし、褒められたくてやってるわけじゃないし、褒められなくてもやるけどさ、それでもちょっとくらい誰かに認められてもいいかなって。
だから褒め言葉を受け取る練習はしてるわけ。最初はね「・・・あ、ありがとう」っつって。自信なさげの日本人だったんだけど、今では「ありがとう、みんなのおかげよ」ってね。もうねドラマのヒロイン並みの笑顔。堂々としたものですよ。いつオファーがきても大丈夫。発表の場がないだけで。
だからこの練習の成果は息子のために使おうと。自分は褒められないからせめて、せめて息子への褒め言葉くらい受け止めさせて。