今年も義実家詣でお疲れさまです
12月、孫に会いにきた義母が帰り際、夫に放った言葉の刃は、華麗に夫をすり抜けて私に直撃。
あーはいはい、お年賀ね。
もうね恒例ですから。
お土産持っていっても喜ばれないっていう行事ね。
手土産やプレゼンってさ、何もらったとしても普通は「ありがとう」でしょ。
そういうもんでしょ。
ただね、うちの義母は違う。
焼き菓子を持っていったら
義母「あらやだ、糖分は制限してるの」
じゃあ甘くないもので、日持ちも考えて紅茶を持っていけば
義母「なんだぁ〜お茶なの(溜息)」
こんなあからさまに残念感出す人いる?
お土産やプレゼントって何を渡すかより、気持ちが大事だって習ったんだけど。
でも糖分制限してるはずの義母がアイスクリーム食べ出した時は流石にびっくりしましたねぇ。流石にね70歳すぎてもうあれかと。
でも甘いものを食べるのならばと母の日に送ったシャーベットを、年末訪問した時に「食べて」って出されたときにはちょっとシネって思っ(ry
もうね、知るかと。
手土産要求する割に何あげても喜ばれない。
夫「何かオシャレなものを渡したい。今年は俺が用意するから」
え、いーの⁉︎
あなたの親だし任せるわ!
でも物はやめてね、あの人たちいいものしか持ってないからできれば消えもので。
そんで甘いお菓子とか食べないからね。
お正月なんであんまり安いものもちょっと…
色々伝えようかと思ったんだけど
あぁそういえば・・・育児で大切なことを思い出した。
「認める」「見守る」「待つ」
久々にやる気を出してる夫に「自分でできた‼︎」という達成感を感じてもらって「またやろう」っていう意欲を持ってもらおうと。
もはや対応が4歳の息子と同じ。
この子(44歳)はできる子だ!って私は信じて任せるのみ。
だけどね、私は知ってる。
夫が絶対に忘れるって。
(すでに信じてない)
だって結婚生活7年、セックスレス5年だもの。
(カァーカァー)
当日の朝、てゆーか義実家へバスと電車を乗り継いで向かう途中、
夫「あ、手土産買うの忘れてたわ」
でしょうね。予定通りです。
そっか忘れちゃったんだね、とまず「認める」
責めない。
夫「行く途中の駅で買って行こう。あの駅ならオシャレなもの売ってるから」
あの駅、オシャレに見えてなんもないけど…
なんも言わずに「見守る」
オシャレ(に見える)駅にて周囲を捜索。
夫「あれ?この駅ってこんだけしかないの?デパ地下みたいなところあった気がしたんだけど・・・」
うん、ないです。
あそこに手土産に出来そうなお店ありそう…
あ、それはちょっと安すぎかな…
うーーー、口出ししたい。
でもわたし「待つ」わ。いつまでも夫の決断を。
夫「よしこれにしよう!これならお得だわ!」
コスパ最強、5個入り1000円の私だったら絶対に選ばない超絶普通のケーキ詰め合わせを持っていざ義実家へ。
義母の言葉の刃がすでに飛んできそう…
義母「あら〜気がきくわね。ここのケーキとっても美味しいのよ!素敵なのものを買ってきてくれてありがとう」
いやー義母の持ち上げ方がすごかった。
お義母さん、私のときはあんなに不満げなのに。
まぁ何歳になっても息子はかわいいんでしょうね。でも義父は当然食べないし、子どもはひと口しか食べなかった。
もっと食べていいのよ〜つって。
義母が私にやたらケーキを勧めてくる。
お義母さん、美味しくなかったんでしょ?
結局、5個中3個は私のおなかへ。
口の中、もっそもっそになりながらケーキ食べたわ。ちょっとね、苦しかった。
美味しくないケーキを3個も食べさせられて、これで太ったら夫を恨む。
ただね、こんな展開もすべて予定通り。
私「お義母さん、これどうぞ。」
懐刀を抜くように、カバンに忍ばせていたブツをスッと取り出して義母へ渡す。
義母「まぁっっ‼︎これ高かったんじゃない?とっても美味しそう〜〜‼︎」
それはそれは宝石のように光輝く
シャインマスカットーーー!
高かったです、はい。
今朝、夫がゆっくり眠ってる間に息子と買ってきましたよっと。
パアァァァーと晴れやかな義母の顔と、
驚いた夫の顔。
いい1年が始まりそうなお正月でした。
来月、私の実家へ行く予定なんだけど夫が
「手土産は俺がちゃんと買っていくから」
ってちょっとノリノリだった。
認めて、見守って、待った成果なり。